私、看護助手ですけど何か?
小田先生は、私を助けてくれたのか。

…どうしよう、怒っちゃった。



「もう遅いから、気をつけて帰れよ」


「あの、小田先生」


帰ろうとする小田先生を、引き留めた。


「…どうした?」

「助けてくれて…ありがとうございました」


「・・・大したことじゃない、

じゃあ、また明日な?」

「はい」


・・・小田先生は、

凄くとっつきにくい人だけど、

優しい一面もあるんだなって、発見してしまった。


他の看護師さんたちも、

小田先生は苦手って言ってたけど、

私もそんな感じだったけど、

今回の事で、

小田先生はいい人だってわかった。


…人は見た目で判断しちゃいけないな。
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