運命なのか、奇跡なのか。
やっぱりバレバレだったんだね。


さすがだよ、拓斗。


「うん。好き。好きだったよ」


ふふふっと笑顔で答えられた私に自分自身で驚いた。



こんなにすぐに諦められるものなの…?


違うと思う。


多分、私は、無意識に自分自身を守ってたのかもしれない。


もう二度と失恋しないように。

新しい恋をみつけないように…。

< 131 / 795 >

この作品をシェア

pagetop