運命なのか、奇跡なのか。
なんか、元気ないみたい。


「どうしたの?」



私がそう聞いた途端、うつむく桃花。



こうゆうときって必ずあいつが関わってるんだよ。



「兼。」


がね。



その名前を聞いたとたん、肩をビクッと上に上げた。


やっぱりか。
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