運命なのか、奇跡なのか。
六年前ー…
俺は小学生四年生だった。
通ってたのは、名門私立小学校。
そこでは俺は、番長だった。
べつに、好きでなったわけじゃない。
ただ、俺の家が暴力団っーので、
ヤンキーしか俺の周りに集まってこなかったから。
そいつらは、俺のことをリーダーとしてしたってくれてたから。
だから、俺もそれになりきろうとしてた。
でも、どこかでわかってたんだ。
自分の周りにいる奴らは、俺の肩書きのみを必要としてるって。