運命なのか、奇跡なのか。

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「花梨っ」

俺は、いや、10才の俺は、木登りをしている花梨に声をかけた。


「んー?」


枝にブラブラぶら下がりながら返事をする花梨。



「僕ね、こ、告白されたんだ」


すると、勢いよく木から降りて近づいてくる花梨。


「え!!誰に!?いつー?すごいねっモテモテだねっ!!」


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