DEATH or LIVE
「ごめん、遅なった!」
「皆、今着いたばっかりだよー」
「…帰るぞ」
「あ、二番っ!ウチもうお腹減って死にそうなんよ~」
「夜食作るから早く離れてくれ」
二番と呼ばれた彼は、腕にまとわりつく関西弁の彼女を引き離す。
「明ちゃんは、ほんと人懐っこいよねー」
「あー八番!外では名前で呼ばないでよ?!そういう決まりやろ?」
「あはは、ごめんごめん」
一見、普通の若者の会話に聞こえるが彼らの姿を見てから聞くと、その考えは一瞬にして消え去る。