DEATH or LIVE






「ごめん、遅なった!」

「皆、今着いたばっかりだよー」

「…帰るぞ」

「あ、二番っ!ウチもうお腹減って死にそうなんよ~」

「夜食作るから早く離れてくれ」



二番と呼ばれた彼は、腕にまとわりつく関西弁の彼女を引き離す。



「明ちゃんは、ほんと人懐っこいよねー」

「あー八番!外では名前で呼ばないでよ?!そういう決まりやろ?」

「あはは、ごめんごめん」



一見、普通の若者の会話に聞こえるが彼らの姿を見てから聞くと、その考えは一瞬にして消え去る。

< 2 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop