Milky Way~壁の乗り越えかた~
「さて、琴音にも紹介するよ。僕のマネージャーの麻田さん」

「初めまして、麻田宏之です」

年齢は30歳くらいの、眼鏡をかけた知的な感じの人だった。

「さて、ここで知り合った記念に、今度の日曜日に食事でもどうですか?」

「残念ですが、私も清水教頭もその日は出張がありまして、申し訳ありません」

「そうですか、それは残念です。松澤先生はどうですか?」

「わたしですか!?」

「はい」

「わたしなんかがお邪魔しても……」

「大丈夫ですよ。ねえ、琴音?」

「な、なんでわたしに聞くの?」

まあ、拒否する理由はないけど……

「食事会の会場は安曇家だからね」
< 23 / 82 >

この作品をシェア

pagetop