Milky Way~壁の乗り越えかた~
「義徳!?」
卒業式が終わった後、会場前にいた幼馴染みの姿に、わたしは目を丸くした。
「お前、どうしてここにいるんだ!?」
「琴音の卒業を祝いたくて」
義徳しれっと言った。
「それはありがたいが、ばれなかったのか?」
「大丈夫。木を隠すには森の中。こんな大勢の中だったら、ある程度変装すれば意外と分からないものだよ」
「でも……」
「それに話したいこともあるんだ。この後打ち上げとかあるの?」
「一応あるけど……」
でも、この様子だと行かせてもらえなさそう……
「じゃあ、それはキャンセル。琴音のアパートに行こう」
卒業式が終わった後、会場前にいた幼馴染みの姿に、わたしは目を丸くした。
「お前、どうしてここにいるんだ!?」
「琴音の卒業を祝いたくて」
義徳しれっと言った。
「それはありがたいが、ばれなかったのか?」
「大丈夫。木を隠すには森の中。こんな大勢の中だったら、ある程度変装すれば意外と分からないものだよ」
「でも……」
「それに話したいこともあるんだ。この後打ち上げとかあるの?」
「一応あるけど……」
でも、この様子だと行かせてもらえなさそう……
「じゃあ、それはキャンセル。琴音のアパートに行こう」