Milky Way~壁の乗り越えかた~
「ただ、義徳はどうなのかなって思って……」

「俺だって、琴音と結婚したいってずっと思ってた。琴音は俺の立場を心配してるみたいだけど、それこそお門違いだよ。前に言ったはずだけど、俺は夢も琴音も手に入れたいんだって」

「ごめ……んっ!」

義徳は続きを言わせなかった。

唇を重ね、わたしを床に押し倒す。

「ま、待て!ここでするのか!?」

「そうだよ」

「せめて寝室で……」

「却下。自分の考えてることが杞憂だって、すぐにでも分からせないと」

結局、わたしはリビングでさんざん夫の愛情を教え込まされるはめになった。

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