例えるなら私は月
月
つくづく思う。
太陽みたいな恋人を
探して恋をするのだと…。
月って太陽がなければ輝くことはない
毎日毎日、照らされる角度によって形も変わる
そんな月をみているとなんだかいつも、あぁそうだよな。こんな風に恋愛って満ちて、欠けて…そしてまた満ちて。
それが恋愛だよね、と
忘れかける恋心を夜空に魅せていてくれる。
だから私は夜の空の下の散歩が好き
だってその時だけ
また恋をしている気分になれるから
照らされていた私がすぐそこにいる気がして
輝いていた思い出が溢れてくるから
月を私に例えさせて。
そんなことを考えた。
了