あたし様史上最高の奴等

「倉庫近そうだから行かねえとな。」

そう言ってまた道路に寝っ転がった。

「流石強いですね!建さんマジ尊敬です!」

「おう!サンキュー!」

そんな他愛もない話をしてたら1人の女が通りすがった。

顔がよく見えねえけど俺に駆け寄って来た。

「大丈夫ですか!?」

そう言って俺の顔の傷に絆創膏を貼った。

その光景を三室がビックリしたような顔で眺めてた。

そりゃビックリだよな。

道路で倒れてる奴に絆創膏とか。

お人好しな奴もいるもんだと思った。
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