あたし様史上最高の奴等
静かになってから建が部屋のドアを開けた。
「お待たせ!おいで!」
そう言って手を出されてあたしは自然と握ってた。
握ってから心臓バクバクだったのは内緒。
気づいてるかな?
部屋を出てさっきいた所に戻ると5人倒れてるのが見えた。
「…。」
血…流れてる…よね…。
「手当てする気?」
笑い混じりに建があたしに聞いてくる。
「…どうしたらいいの?
「しなくていい。」
即答だった。
「じゃあしない…。」
内心誰?って感じなんだけど。
「おう!おい、皆。ここのモン全部かっぱらってくぞ!」
「了解です!!」
そう言って皆アジトを物色して、あるもの全部抱えて又、建の前に集まった。
「よし!帰るぞ〜」
その一言で皆が建の後に続いた。
まぁ、あたしも。
てゆーかこれは盗みだろ。
いいの?