あたし様史上最高の奴等

言い合いをしてると親父が帰って来たらしく俺の部屋のドアが勢い良く開いた。

「おい、建!って…あれ?」

優佳がくわえ煙草をしたまま親父を見た。

「悪りぃ…邪魔した。」

「あの、お邪魔してます!建くんの彼女の優佳です!」

「あ?…彼女!?」

俺は頷いて見せた。

「へぇ〜。俺、親父!よろしくな優佳ちゃん!」

「こちらこそよろしくです!」

今日は俺の家族に会う日だな。
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