あたし様史上最高の奴等

親父と飲みながら今日あったことを

話した。

「お前が中学生を好きになるなんてな~。連れて来いよ?」

笑ってっけど

恋じゃないと思う。

「それはねえな!俺本命作んねえし」

「ふ~ん。素直になれよ。」

「充分素直だろ…。」

「はいはい。そろそろ寝るぞ。」

親父はそう言って寝室に消えた。

恋じゃない。

そもそも恋ってのを知らねえ。

その辺の女とは違うから、面白いから。

ただそれだけだ。
< 71 / 168 >

この作品をシェア

pagetop