黒龍
少し驚き
目を開いてしまったが
すぐに微笑み、
そんなの…
「喧嘩がしたいから。
もっともっと
強い相手と戦って、
俺自身、もっと強くなりないから」
俺がそう答えた瞬間、
物凄い量の殺気を感じた。
と同時に
「そんなんだったら
総長なんてやめちまえ。
仲間を道具としか
思えないやつが総長だって?
…笑わせんな。
今の獣牙は№3以上には
上がれない。
そんなんじゃ
八咫烏も黒龍も潰せない。
喧嘩がしたいなら
1人でやってろ。
下っ端の面倒みるのが
総長の役目じゃないのか。
お前ら獣牙には………
愛がない…
そんなんで、
上に上がってこようなんて
考えるんじゃねえぞ
今の状態が続くなら
近いうちに俺が…
獣牙を潰す」