黒龍





ばっと、
駿が土下座をする。


!?


「黒龍の…


 黒龍の総長、
 海龍に会わせて欲しい…!」




「ッ…!?」


思わずあたしも
声にならない声を出してしまう。



竜聖も相当驚いているのか
いつまで経っても
声を出そうとしない。


するとまた

ギイィと音がして
遥がやって来た。




「俺からもお願いするよ。

 海龍に会わせてくれないかな?」


と頭を下げる。


普段ふざけている遥も
今回は真剣だ。





< 130 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop