黒龍





麗は、
俺なんかじゃ
想像できないくらい
暗くて、重い"何か"を
背負ってる。



瞳が、そう言ってる。




"あたしは強くなんかない"



その言葉にもきっと
"何か"が関係してる。



だから、

"…麗は強いよ。

 
 守りたいものがあるだろ?"



そう言うと

急に悲しそうな、
今にも泣き出しそうな顔をした麗。








< 143 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop