黒龍





ヒュー 


と風が吹く。




「…寒い」


そう楓が呟く。




俺は無言で
楓の左手を握り、
そのまま俺のポケットへ。



少し驚いたのか、
目を見開きこちらを見る。



だけどやっぱり
嬉しそうに笑ってた。
















俺たちは幸せだった。

こんな日々が続くと思ってた。



だけど、3ヶ月後…---



誰も予想してなかった。









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