黒龍





「女の子なら尚更だ。

 俺が2人を守るから。
 



 ずっと傍に居てくれ」





楓は静かに頷いてくれた。




「…麗。




 麗にしよう」




麗…。


空が晴れてて、
日が柔らかく
のどかに照っている様子。


今日みたいな日。




「いいわね。

 きっと可愛い子よ」




俺たちはこの日、
これから生まれてくる
俺たちの子供…


麗の、
誕生を改めて感じたんだ。



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