黒龍
ああ、そういうことか
と思い
「買いに行くか!」
…と言ったものの
もうすぐ1時。
コンビニくらいしか
やってないだろう。
下着はコンビニで
買うとしても、
服は買えないな。
…!
「…健!」
確か健には今9歳の弟が
居たはず!
急いで健に電話する。
プルルル プルルル
『はい、もしもし』
健は3コール目で出た。
「もしもし健?
翔司だけど、
健って弟いなかったっけ?」
『はい、
今年9歳になる弟がひとり』
「やっぱり!
悪いんだけどさ、
服貸して欲しいんだ」
『服ですか?
いいですけど、
どうして急に』
「理由はまた言うから。
んじゃあ、
今から健の家行くわ!
よろしく」