黒龍





「ねえ、ねえ

 早く買い物行こうよーう」



!?


「ああ、
 急いで終わらせるからな」


そう言って、
恭介の頭を撫でる。



「じゃあ、僕も手伝う!」



撫でられたのが嬉しかったのか、
恭介が笑顔で


「これなら届くよ」


と、靴下を干す。




泣いていた楓も、


「恭介くん、

 きっと良い旦那さんになるわね」


と、今は笑っている。




「よし、俺も負けねえぞ」


俺も笑って、
3人で洗濯物を干した。


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