黒龍





…半年間!?



「そんなに大変なのか?」



いや、大変なのは分かっていた。

鬼神組の恐ろしさは
分かっているつもりだ。



だが、
半年間となると
そう簡単な話じゃない。





俺の気持ちを見透かしたのか、



「…ああ。
 潰すことは今までと変わらん。



 だが今回、
 1番の欠点となるのが…











 鬼神組のスパイがここ、

 天竜組に居ることだ…!」






…!?


「!?スパイっ!?」




俺が半年後組長になることを
知らされた時よりも
目を見開いてしまう。



< 275 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop