黒龍





それから俺は


朝食を作ったり、
洗濯をしたり。



俺に出来ることを
一通りやった。



「…少しでも
 良い親父になれたかな」





そして、
メモを残す。














家を出る前に
寝ている恭介と麗の頭を
優しく撫で、

楓のおでこに
優しくキスを落とす。




「…それじゃあ、
 


 行ってくる……」










起きないように
静かに扉を開き、


俺は鬼神組へと足を進めた…---




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