黒龍





言葉の意味が分からず、



「…どういうことだ?」

と、聞いてみる。





隣に居る2人も
理解できてないようだ。







「…どうして、
 翔司が黒龍総長を
 やめると言った時

 引き止めてくれなかったの…?」




俺たちを見つめ、
今にも泣き出しそうな顔の楓ちゃん。





だけど、
俺たちにはその言葉の意味が
分からなかった。





「…?


 黒龍を裏切ったのは…
 


 翔司だよ?」




そう言った要は、
既に涙を流している。








< 313 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop