黒龍





「…っ!?」






俺の大切なもの…

住所…







!?




「…やめろっ!


 家族だけはっ、

 あいつらには手を出すなっ!



 俺を殺せっ!!!!」




必死に叫ぶ俺なんて
見えてないかのように

家の方へと
足を進める総長。










「…ちくしょうっ!!」




ジンジンと痛む右肩を
押さえながら


必死に前に進む。





早く、
あいつよりも早く家に行かなきゃ。





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