黒龍





「馬鹿野郎…。






 …まだ"ごめん"って
 言えてねえのに。

 "もう一度黒龍総長
 やってくれねえか?"って
 言ってねえのに。



 
 …何で、何で。




 俺とお前の決着だって
 まだついてねえだろうが。


 …早く、
 早く目覚まして

 俺を殴れよ…。







 前みたいに、
 黒龍を一番に考えてくれて
 一番に守ってくれる…

 …お前の笑顔、
 見せろよっ……」






既に涙を流していた
壮樹お兄ちゃん。






そんな3人を見て、
お母さんも
お父さんの
頬を優しく触る。



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