黒龍





「って、
 そういえば何で
 竜聖さんと麗が一緒に?」


あたしが総長って事を知らない
下っ端たちは、
もちろんあたしと竜聖が
訳あって一緒に住んでることも
知らず…


「あたしが竜聖さんと同じ
 桔梗ヶ丘高校に
 転校したから」


ほら、と
制服を指さす。


「ああ~!
 そういう事か!」


納得、納得と
首を縦に振る下っ端。




「じゃあ、
 俺はkingの所に行くね。

 麗さん、
 今日も"あれ"
 よろしくお願いしますよ」


竜聖は、
下っ端とか関係なく
基本年上の人には敬語を使う。


「了解です、
 今日は久々なんで
 思いっきり豪華なのにしますね」



そう言って、
2人でkingの部屋へと向かう。


「麗ー、
 俺らにもー!」


「はいよー」


下っ端にも頼まれたが
どうってことないので
もちろんOKを出す。






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