【完】キセキ~君に恋した時間~





あ、ダメだ。人の話を聞いちゃいねぇ。



磯部なみのテンションの高さだぞ、これ




「……じゃあ、貰っておく」



そう言って、チケットをポケットに突っ
込んだ。



美海、来てくれるだろうか、と思いなが
ら。












ていうか翌日だし。そんな都合よく美海
の暇が空いてるわけもないだろうし。



断られたら磯部にあげよう。もしくは磯
部と行こう、と思っていたのに。



「……遅い!」



まさか、こんなにタイミング良く、美海
の都合がつくだなんて。



翌日、俺は美海と遊園地に行くことにな
り待ち合わせ場所にしていた駅へと着く
と、そう怒られた。




< 186 / 278 >

この作品をシェア

pagetop