【完】キセキ~君に恋した時間~
それにやったとしても、俺ら一年はそう
そう出られないから、応援だけ。栄生君
はたまに出たりもするけど。
まあきっと、明日も応援だろう。精一杯
応援しないと、と思っていたら。
「明日は、一年中心に出すからな。ぼろ
負けでも良いから、当たってけ!」
とコーチが言った。
それにビックリしながらも、はい、と返
事をする。
試合に……出られるんだ。
なんか久しぶりの高揚感だ。
それからコーチの話が終わり、解散する
と、エナメルを斜めがけにした磯部がや
って来た。
「一緒に帰ろうぜマイハニー」
「誰がハニーだ」
ふざける磯部にチョップをかましてから
、磯部の隣に並ぶ。
「ていうか磯部にはもう彼女いるだろ」
「まあねーん♪」