【完】キセキ~君に恋した時間~




それにやったとしても、俺ら一年はそう
そう出られないから、応援だけ。栄生君
はたまに出たりもするけど。



まあきっと、明日も応援だろう。精一杯
応援しないと、と思っていたら。



「明日は、一年中心に出すからな。ぼろ
負けでも良いから、当たってけ!」



とコーチが言った。



それにビックリしながらも、はい、と返
事をする。



試合に……出られるんだ。


なんか久しぶりの高揚感だ。



それからコーチの話が終わり、解散する
と、エナメルを斜めがけにした磯部がや
って来た。



「一緒に帰ろうぜマイハニー」


「誰がハニーだ」



ふざける磯部にチョップをかましてから
、磯部の隣に並ぶ。



「ていうか磯部にはもう彼女いるだろ」


「まあねーん♪」





< 198 / 278 >

この作品をシェア

pagetop