【完】キセキ～君に恋した時間～

磯部はそう言うと、何故か俺をポカポカ
と叩いてきて。



「マネージャー良い子なのにーっ！」



と訴えてきたから、



「うん。知ってる」



って、正直な気持ちを言っただけなのに
、「それが思わせ振りなんだ馬鹿！」と
怒られた。



「可哀想だからその気もないなら、そう
いう態度とるなっ！」


「は？」


「俺はちょっと用事思い出したし、先に
帰る！頭冷やせバーカ！！」


「……は？」



磯部は、言いたいだけ言っていくと、何
も理解出来ていない俺を置き去りにして
、プンプンと怒りながら帰っていった。



え、俺が悪いの？


俺が磯部を怒らせたの？なんで磯部、お
こってんの。