トワイライト
  この時瞳子の脳裏には過去に自分が、理子に対して犯した罪が鮮明に甦ってきた。




  其処へ
「どうぞ」
  と一言言うと理子はお茶と干菓子(ひがし)を載せた、小さめのワゴンを押して瞳子が座っているテーブル席まで来ると、お茶と干菓子(ひがし)をそっと置いた。




「あ、ありがとう」
  と言ってお礼を言って瞳子は頭を下げた。




「いいえ。どう致しまして」
  と言って理子は笑った。
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