トワイライト
「あはは。じゃあ早速始めますか」
  と言って慎也は部屋の鍵を開け、室内に入った。




  そして部屋に入ると美有は
「私先にシャワー浴びるね」
  と言うと美有はベッドサイドにある小さなテーブルに、ポシエットと栄養ドリンクを無造作に置いて、ホテルに備え付けの部屋着とバスタオルや歯ブラシが入った、ビニール製の小さなバッグを小脇に抱え、シャワールームへと急いで向かった。




  そして美有はシャワールームに入り丁寧に髪と体を洗い終えると、ゆっくりと湯船に浸かり
「うーん。体の芯まであったまるうー」
  としみじみ言った。




   でもって美有は充分にあったまった頃湯船から出ると、慎也が下着を脱がせるのが好きだと言うことから、キチンと下着を着けてからその上にホテルの部屋着を羽織り、そして子悪魔的な香りのする『ポイズン』と言う香水を、両耳の後ろにシュっと少し吹きかけた。


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