ワイン恋物語
「さて、と…」

クローゼットを開けて、今日着て行く服を選んだ。

制服に着替えるから私服でいいみたいなことを言ってたから…って言っても、選ぶほどの服の量を持っていない。

春になったとは言え、夜はまだ寒いからなあ。

数少ない服の中から、わたしは白のタートルニットとジーンズを選んだ。

地味な気もするけど…まあ、いいか。

パジャマからそれに着替えると、自室を後にした。

階段を下りて、キッチンに向かっていたら、みそ汁のいい匂いが漂っていた。
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