Prince×Prince~彼女と彼と彼?!~
ー5分後ー
ハァハァ…
「5分って結構きちぃな…ハァハァ…。
さすがのお前でも、少しはキタんじゃねぇか…」
肩で呼吸をしていても弘輝は
相変わらずよく喋る。
「まぁ、な…ハァハァ…。
私だって万能なわけじゃねぇよ…ハァハァ…。
…ーフゥ…」
私がそう言った時、
弘輝はこっちが驚くほど驚いた顔をしていた。
何か変なこと言ったかな…?
「まさか…お前の口から
んなこと聞けるなんてな…」
どんなことだよ…。
「まぁいいや、取り敢えず
凪は何本だった??」
えーっと…
「37…いや、36本。
弘輝は?」
「33…。負けたぁぁああ!!」
あー…めっちゃ悔しそう…。
「よし!」
切り替え早っ!
「勝負に負けたんだし、お前の願い聞いてやるよ」