Prince×Prince~彼女と彼と彼?!~
体育祭の係り決めは基本、
先生から指示があった人は決定で、
残りは挙手制らしい。
「それでさ、
俺の係りの手伝いして欲しいんだけど」
ふぅん。
弘輝、指定されたんだ。
「生徒会と一緒に体育祭の仕切り…というか…大まかに全体の準備兼世話係りなんだけどな」
「…別にいいけど…」
「まじで?!
やりぃ!お前がいると作業すぐ終わるんだよなぁー!!」
別に普通だと思うけど…?
「そうとなれば!
さっそく行くぞー!!」
弘輝は私の腕を引っ張って足早に進んでいく。