Prince×Prince~彼女と彼と彼?!~
な、なんか変なこと言った…?
考えてもそんな覚えはないし…。
1人百面相をしていると
フハっ…
と、先輩に吹かれた。
んなっ!
先輩を睨む。
「ごめんごめん、そんな怖い顔しないでよ。
…凪くんって面白いね」
「…は…?」
「図書室で会った時は無表情ばっかりで、クールかと思ったけど…
弘輝の家であった時は驚いたり怒ったり…」
「そりゃ、人間ですから」
「そうだね。
それに今は淡々としてるけど、さっきまでは必死だったり、百面相してたり…。
面白いよ…クスッ…」
これは…褒められてんのか?
それともからかわれてんのか…?
「むぅ〜」
「あ、怒らせちゃった?
ごめんね」
「…いぇ、気にしないでください」