Prince×Prince~彼女と彼と彼?!~
「…なんかすみません…。」
「謝らなくていいよ、さぁ、始めようか」
「はい…」
それから私たちはほぼ無言でプール掃除を始めた。
作業がだいぶ進んだ時、
「凪くん」
「はい?」
ーバシャッ
「わっ…!!」
先輩の方を振り向くと思いっきりホースの水をかけられた。
「何するんですか?!」
あ゛〜もう、最悪っ!
こいつと一緒なんてやっぱり嫌だ!
「凪くんがずーっと無言で黙々と作業してるからさ、少しくらいふざけようと思って」
「…ガキ」
「ん?何か言った??」
「いーえ、何でもないですけど?」