【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「婚約者って言ってくれたんだって…祐輝」


「そう!今日は良い報告があるよ。店長に全て話したら、瑞希と上手く付き合いができるようにって、皆の前で結婚を前提に付き合いをしてるって公表してくれたんだ~もう俺達は公認の中なんだから、何も隠すこともないんだよ~良かったな瑞希」


「ちょっと待って…私こんな体で、祐輝となんて結婚なんて無理だよ。気持ちだけ有りがたく受け取る…でも、祐輝はもっと健康な彼女と…」


「瑞希!それ以上言ったら怒るぞ!俺には今瑞希が必要なんだ。やっと自分の理想の女性と出会うことができたんだよ。だから早く元気になって、一緒になろう…」


「子供生めないかもしれないよ…一生こんな寝たきりになるかもしれないよ…こんなんじゃ祐輝幸せになれないよ」


瑞希の瞳から涙がこぼれる。
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