【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
祐輝の母親が心配して、祐輝を呼びに来た。


憲吾はそれに気がつき、立ち上がって挨拶をした。


「あなたは…晴香ちゃんの…」


「憲吾です。以前はご迷惑おかけしました」


「晴香ちゃんも世利ちゃんも元気にしてるかい?」


「今日一緒に来てます。向こうのロビーにいます」


「祐輝、早く言いなさい…憲吾さん、二人を呼んで来て、一緒に奥の部屋で休んでちょうだい」


「ええ…」


「大丈夫…古くからの友人の母親ってことにするから。顔見せてちょうだい」


「は…い…」


「祐輝…悲しいのはわかるけど、涙拭いて。二人の子供達は、あなただけが頼りなのよ。わかるでしょう」


「ああ…母さんすまない…」


「さぁ、晴香ちゃん呼びに行きましょう」


「お母さん、ちょっと待って頂いていいですか?」


「じゃあ、私御手洗い行ってくるわね」
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