【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「ありがとう…ごめんね…祐輝のためにも元気になろうって思ってても、やっぱり上手くいかないね…お母さんにもわかっちゃった?」


「大丈夫…晴香のお母さんが、疲れが出たんだろうって、フォローしてくれていたよ」


「そう…晴香さんのお母さんにも、ずいぶん迷惑かけちゃった…」


「大丈夫だよ…お母さんがね、瑞希さんを幸せにしてあげてねって。俺とお似合いのカップルだよって~」


「うん…」


「あのね…瑞希…」


「ん?」


「俺、会社辞めようって思っているんだ。オヤジのことあって、店長に言ったらいい顔されなくて…仕事投げて来ちゃったんだ。もうその時から、何となく決めてたんだけど…オヤジも仕事無理になるし…オヤジの跡継ごうかなって思ってるんだ…瑞希が反対なら止めるけど…」
< 159 / 279 >

この作品をシェア

pagetop