【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
瑞希と話していると、不思議と晴香や世利への想いが小さくなっていた。


あどけなく笑う笑顔が、どこか晴香に似ていて…


可愛く思えた祐輝だった。


日中は疲れてほとんど寝ていた。


薬のせいもあるのか、何も考えないで眠れたのは、何ヶ月ぶりだろう…


もうすぐ独身…


27歳


新しい恋が始まろうとしていることには、まだ気がついていなかった。


瑞希に出会って、愛されているという実感をこれほどまでに感じて、生きるということが、こんなにも大変だったこと…


瑞希と出会って知ることになる…


命がけで、祐輝を愛してくれた瑞希と、祐輝の新しい恋が始まろうとしていた。
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