【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
憲吾の優しさは、全く変わることなく、晴香を安心させる。


「きっと良くなるからな。大丈夫だよ…晴香と世利には俺がついてるからな~」


優しい優しい…


憲吾の穏やかな声が好き…


あたたかな…


憲吾の大きくて綺麗な手が好き…


きっと、祐輝ときちんと離婚できて、本当に憲吾と結婚できたら、元気になれるかな?


今はまだ、後ろめたい関係に感じるから、不安定になるのかな?


そんなことを思いながら…


大きくてあったかな、憲吾の胸の中に包まれて眠る…


少しでも早く、忘れられるように…


傷ついたあの日の自分を思い出さないでいられる、幸せな日が来ますように…


そして…最後にはわかってくれた祐輝が、幸せになれますように…


そっと願う晴香だった。
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