【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
デザートを食べ終わり、瑞希の疲れも気になっていたので、部屋に戻ることにした。


久しぶりに、瑞希と二人きり…


お互いに、ちょっぴり恥ずかしいような…照れくさい気持ちになっていた。


「祐輝~お風呂に入る?シャワーにする?」


「シャワーにしようかな…瑞希先に入ってもいいよ。疲れてるだろうから、先に入って横になってなよ~」


「うん~じゃあそうさせてもらうね」


瑞希のシャワーの音を聞いていると、何となくぎこちない気分で、ベッドに腰掛けている自分がいる。


ベッドのスタンドに照らされた自分の姿が、窓ガラスに映って、瑞希を愛する自分と、もう一人の不安な気持ちの自分が、向き合っているように思えた。


不安な自分に問いかける…


瑞希を幸せにできるかい?瑞希をずっと愛していけるか…


俺は今のこの瞬間の瑞希を愛している…瑞希となら幸せになれると、答えてみる…
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