【続編】スパイシーな彼～彼女が生きた証愛した瞬間

新しい恋

瑞希は、夕方祐輝の病室に会社の同僚と見舞いに来ていた。


同僚達は、見舞いと言いつつも、仕事の結果報告などをして、体を気づかうというよりも、早く出てきてもらわなきゃ困る…


と言わんばかりの様子で帰って行った。


「ふぅ～」


祐輝はため息をついた。


瑞希が買ってきたリンゴの皮をむいて、食べやすい大きさに切ると、祐輝のテーブルに置いた。


「さぁ～柴崎主任、今日から私が栄養のあるもの食べさせて、元気にしますからね～店長にも頼まれてきましたから～」


「ハハハッ…相原さんは面倒見がいいんだね～」


「私、自分が病気と長年付き合ってきたので、私にできることあったら、やってあげて元気になってもらいたいんです」


「そうなんだ～ありがとう…じゃあリンゴ食べようかな～」