【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「おはようございます」


「おはよう…様子はどうだい?」


「おかげさまで、回復に向かっています」


「相原君も元気になったようだね~」


「ご心配おかけしました」


「店長…先日お話した件なのですが…今までお世話になり、こんな形で申し訳ないのですが、辞めさせて頂くことになりました」


祐輝と瑞希は揃って、辞表を机に並べ、一礼をした。


「柴崎君、相原君、本気なのかい?」


「母とも話して、父の会社を継ぐことになりました」


「そうか…残念だな」


事情があるため、本来なら引き継ぎでひと月は会社にいなくてはいけないのだが、1週間内に引き継ぎを済ませて、有給を使うことで、退職することになった。


瑞希は体調のこともあり、本日付けで退職が認められた。
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