【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
籍を入れる日は、3日後…


その日は、忘れられない出来事が重なる日。


この世に瑞希が誕生した日だった。


祐輝が結婚を急いだのは、それもある。


恵まれない環境にあった瑞希に、生きる希望と、生きている証を刻みたくて、選んだ日にちだった。


3日後、瑞希は祐輝と結婚して家族になる。


もう一人じゃないよ…


そんな思いを込めての誕生日プレゼント…


「瑞希、向こうに行くのは早くても大丈夫かい?荷物は明日から少しずつまとめて、知り合いの不動産にアパート頼んでおくから、決まり次第越そうと思うんだ」


「私は、祐輝がいいようにしてくれたら、それについて行く…明日から家にいられるから、少しずつ荷造りはじめるね」


「無理しないでくれよ~結婚前の大事な体なんだから~」


「うふふふっ…」
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