【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「だって、パパはママをすごく愛してるの、私わかってるし、私にも優しいもの」


「まぁ晴香ったら…」


「そうかぁ…おじさんもね、蓮や彩音のママを一生大切にしようって愛してきたんだ。でもね、彩音生んで体調悪くなってね…彩音はママの温もりほとんど感じないまま、別れが来ちゃったよ…瑞希にも彩音にも可哀想なことしてしまった…」


誰も何も言えなかった。


祐輝の気持ちを考えると、言葉が出て来なかった。


「蓮君、彩音ちゃんのパパには、世利のパパママもいるでしょう。世利もいるし、蓮君のママ、パパが悲しんでると、天国に心配でいけないよ…」


世利の言葉に皆が驚いた。


祐輝の娘である世利だから、祐輝の心がわかるのだろうか…世利の言葉に周りも癒されていた。
< 232 / 279 >

この作品をシェア

pagetop