【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
二人揃って、役所に届けを出した。


「おめでとうございます」


役所の人に言われると、瑞希は照れながら、ありがとうございます…とつぶやいていた。


役所を出ると


「柴崎瑞希さん~」


と祐輝が呼んでみる。


「はい~!」


瑞希は祐輝の妻になった。

レストランで食事を済ませて、家に戻ると、段ボールが並べられて狭くなった部屋の中で、祐輝が買ってきたケーキの箱を取る。


瑞希はケーキを見て、驚いていた。


2段になったケーキの1段目には、瑞希お誕生おめでとう!のチョコプレートが…


2段目の一番上には、結婚おめでとう!のプレート。


そして、祐輝は指輪のケースを取り出した。


「結婚式はもう少し先になるけど、今日は俺達二人のミニ結婚式だよ。いいかい?」


「うん…」
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