【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「わかりました。色々ありがとうございます。相原さんは…祐輝さんの…」


「祐輝さんを、とても尊敬しています。仕事の姿勢も素敵ですし…私で支えることができるなら、力になりたいと思っています」


「そうですが…じゃあ、祐輝さんをよろしくお願いします」


「はい…祐輝さんの奥様も早く元気になるよう願っています」


憲吾は、祐輝さんと呼んでいる女性は、新しい彼女なのだろうか…と考えていた。


今、この女性に支えられていて、離婚を決断したのだろうか?


晴香にはこの事は言わないほうが良いと憲吾は考えていた。


もう二人の仲を修復するのは、不可能だと言うこともわかった今、やはり迷わず、離婚届けを出すことに憲吾は決めた。


瑞希は携帯を切ったあと、深呼吸をした。


祐輝さんと呼び、まだ付き合っている訳ではないが、祐輝の寂しい気持ちを考えたら、ああ言うしかなかった。
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