【続編】スパイシーな彼～彼女が生きた証愛した瞬間

世利が昼寝をしたのを見計らって、晴香の傍に封筒を持って座った。


晴香の指に輝く指輪は、憲吾の愛を受け入れてくれたことを意味している。


でも、晴香の気持ちが不安定になっていて、一番晴香が何に苦しみを感じているのか、憲吾にも良くわかってはいなかった。


「晴香～離婚届けに、サインできるかい？晴香が書きたくないなら…祐輝さんに言うことはできるけど…」


「大丈夫～書くよ…憲吾もしかして、心配してた？」


「心配っていうか…晴香の気持ちと体調がね」


「祐輝と離れてしばらくは、傷つけられたこと、傷つけたのでは？ということに悩んでた…でも、今の悩みは違うの…私半年も女性としての機能がないの。もしかして、このままだと…憲吾と一緒になっても、憲吾の赤ちゃん生めないかもって考えると…」